MacBookの作業環境、変えてみませんか?──スタンドと外付けキーボードで変わる3つのこと
掲載日:2025年11月28日 更新日:2026年8月30日
この記事はこんな悩みや課題を抱えている人向けです
MacBookを机に直置きして使っていて、夕方には首や肩が痛くなる
午後になると集中力が続かず、作業効率が落ちていく
デスクで飲み物を飲むので、こぼしてMacBookを壊さないか不安
請求書やExcelなど、数字の入力に時間がかかっている
こんにちは、Mac専門店「秋葉館」のスタッフです。
店頭では、こんなご相談をよくいただきます。
「MacBookで一日中仕事をしているんだけど、夕方になると首と肩がガチガチで。パソコンのせいなのか、歳のせいなのか…」
MacBookを机にそのまま置いて使うと、画面はどうしても目線より低くなります。低い画面をのぞき込む姿勢が一日中続くので、首と肩に負担がかかります。
必要なものはノートPCスタンドと外付けキーボードの2つだけ です。合計5,000円ほどから始められて、姿勢の負担、飲み物をこぼしたときの被害、数字入力の手間──この3つが同時に小さくなります。
この記事では、なぜこの2つで変わるのかを、姿勢の話、修理の現場の話、費用の話の順にご説明します。選び方と配置のコツも最後にまとめました。
第1章:画面の高さを変えると、姿勢が変わる
1-1. 直置きだと、画面が低すぎる
MacBookをデスクにそのまま置いて使う──これ、多くの人がやっている普通のスタイルですよね。でも、人間工学(エルゴノミクス)の視点で見ると、実はかなり問題があるんです。
ノートPCを平置きすると、画面の高さがどうしても視線より低くなります。13インチのMacBookだと、画面の一番上でも机から約15〜20cmほど※1。でも理想的な画面位置は「目線と同じ高さ、もしくはちょっと下」と言われていて、座高を考えると机から40〜50cmくらいが良いんです。
※1 画面を開く角度によって高さは変動します
つまり、約20〜30cmも足りない んですよね。
このギャップを埋めるために、人は無意識に頭を前に突き出して、首を曲げて、背中を丸めます。人間の頭は5kgほどあるんですけど、それが前に傾くと首や肩への負担が2倍、3倍と増えていきます。研究データによると、頭が15度前に傾くだけで首への負荷は約12kgに、30度だと約18kgにまで増えるそうです※2。ボウリングの球を首で支えているようなものですね。
※2 出典:Kenneth K. Hansraj, "Assessment of Stresses in the Cervical Spine Caused by Posture and Position of the Head" Surgical Technology International 第25巻(2014年)277〜279ページ
1-2. 「猫背」が連鎖的に引き起こすこと
猫背って、見た目がよくないだけじゃないんです。体の機能全体に影響する、かなり深刻な問題なんですよ。
呼吸が浅くなる
背中が丸まると、肺が圧迫されて深い呼吸がしにくくなります。浅い呼吸が続けば、集中力が落ちたり、眠くなったり、疲れやすくなったりします。午後になると頭がぼーっとするのは、昼ごはんのせいだけではなく、午前中からの姿勢も関係しているかもしれません。
血の巡りが悪くなる
首や肩の筋肉が緊張すると、血流が悪化します。これが慢性的な肩こりや首の痛みを引き起こして、ひどくなると頭痛の原因にもなります。上半身の血流が悪いと、手が冷えたり腕がしびれたりすることもあるんです。
気分にも出る
姿勢と気分の関係については、背筋を伸ばした姿勢のほうが前向きになりやすいという報告があります。ただ、はっきりした因果まで分かっているわけではありません。少なくとも、肩や首が痛い状態のまま仕事を続けて調子が上がることはない、とは言えます。
1-3. スタンドで画面を上げると、どう変わるか
ノートPCスタンドでMacBookの画面を目線の高さまで上げると、ここまでの負担がまとめて軽くなります。
左:平置きだと頭が前に出る/右:スタンドで画面を上げると背筋が伸びる
✕ 閉じる
画面が目の高さにくると、自然と視線がまっすぐ前を向きます。頭を前に突き出す必要がなくなって、首への負担が減ります。背筋も伸びるので、肺が圧迫されにくくなります。
1-4. 外付けキーボードを足す
ただし、スタンドで画面を上げただけだと、半分しか解決してないんです。画面を上げると、今度はキーボードも高くなりすぎて、手首に変な角度で負担がかかっちゃうんですよね。
そこで登場するのが外付けキーボード。
スタンドでMacBook本体を高く配置して、手元には独立した外付けキーボードを置く──この組み合わせで、「目線の高さに画面、手元の自然な位置にキーボード」っていう理想的な環境が実現します。
キーボードは、肘が90度くらいに曲がる高さ、手首がまっすぐな状態でタイピングできる位置に置くのがベストです。多くの場合、机の高さそのまま、もしくは薄めのリストレストを使った高さがちょうどいいですね。
この配置にすると、こんなメリットがあります:
肩の力が自然と抜ける ──腕が自然な位置にあるから、肩に余計な力が入らない
手首への負担が減る ──手首の角度が自然だから、腱鞘炎のリスクが下がる
タイピングが速くなる ──力みがなくなって、指の動きがスムーズになる
長時間作業できる ──体への負担が少ないから、疲れにくい
この形にすると、夕方の疲れ方がはっきり変わります。「もう何もしたくない」という感覚が出てくるのが遅くなった、という声をよくいただきます。
第2章:修理費10万円という現実──デスクの飲み物リスク
2-1. 飲み物をこぼすと、何が起きるか
締め切り前の深夜、コーヒーを片手に作業している。資料を取ろうと手を伸ばした瞬間、肘がカップに当たる──よくある事故です。
ホットコーヒーが宙を舞って、MacBookのキーボード全体に降り注ぎます。
このあと多くの人が取る行動は、だいたい同じです。すぐ電源を切って、タオルで拭き取って、逆さにして水分を出して、ドライヤーで乾かす。できることを全部やって、祈るような気持ちで一晩乾かします。
翌朝、恐る恐る電源を入れると起動する。ここで「助かった」と思ってしまうのが、この事故のいちばん怖いところです。数日後に突然画面が真っ暗になって、二度と起動しなくなる ──というケースが少なくありません。
2-2. 予想以上にかかる修理費用
修理に持ち込んだときの診断でよくあるのが、液体がキーボードから内部に入り込んで、ロジックボード(マザーボード)がショートしているというパターンです。こうなると、キーボード、トラックパッド、そしてロジックボードの交換が必要になります。
修理費用は、AppleCare+に入っていなければ10万円を超えることもあります ※3。
※3 Apple正規サービスに出した場合の目安です。修理費は「どこに出すか」と「AppleCare+に入っているか」で大きく変わります。詳しくは第5章でご説明します
MacBook本体を新品で買うと、いちばん安いMacBook Neoでも119,800円、MacBook Airなら224,800円します※4。修理費が10万円なら、Neoは買い替えとほとんど変わらず、Airでも半額近くが飛ぶことになります。しかも、バックアップを取っていても、直前の数日分の作業内容までは戻ってこないことがあります。
※4 2026年8月時点のApple公式ストアの価格です。Macの本体価格は2026年6月25日に国内で改定されています
お金だけじゃありません。修理期間中の仕事への影響、代わりのパソコンの手配、データの復旧作業──トータルの「損失」は、金額以上になります。
⚠️ 液体による損傷はメーカー保証の対象外
Appleは「Macコンピュータやアクセサリが液体によって損傷した場合は、Apple製品1年限定保証やAppleCare Protection Planの対象になりません」と明記しています。現行のMacノートブックには液体浸入インジケータ(LCI)が入っているので、持ち込んだ時点で液体が入ったことは分かります。
ただしAppleCare+は別です。 こちらは液体による損傷も「過失や事故による損傷」として扱われます。詳しくは第5章 でご説明します。
2-3. 意外と多い「液体こぼし事故」
修理の現場では、「液体による故障はすごく多い」という声をよく聞きます。特に在宅勤務が増えてから、デスクで飲み食いする人が増えて、それに比例して事故も増えているそうです。
しかも厄介なのが、「ちょっとだけだから大丈夫でしょ」って思っちゃうパターン。数滴のコーヒーでも、内部に入り込めば致命的なダメージになる可能性があるんです。液体に含まれる糖分や塩分は、乾いた後も基板の上に残って、じわじわ腐食を進めていきます。だから、事故直後は問題なく見えても、数日後、数週間後に突然壊れる──というケースがかなり多いんです。
⚠️ 糖分の多い飲み物は、1滴でもキーに残ります
砂糖入りのコーヒー、ジュース、清涼飲料水は、乾いたあとにべたつきが残ります。これは1滴でも起きます。
症状として先に出るのは打鍵感です。押したキーが戻ってこない、戻りが悪い という状態になります。基板まで届いていなくても、キーボードとしては使いにくくなってしまいます。
本体側のキーボードを使い続けるなら、キーボードカバーを1枚かぶせておくと、このべたつきは防げます。
2-4. 距離を取るのが、いちばん確実
こうした事故から言えるいちばんの教訓は、「物理的な距離がいちばん確実な予防」 ということです。
外付けキーボードを使う最大のメリットって、MacBook本体をデスクの奥に置けることなんですよ。飲み物は手前、MacBookは奥──この配置だけで、液体をこぼしても本体に届く確率がガクッと下がります。
さらにノートPCスタンドを使えば、MacBookは垂直に近い角度で立ってるから、万が一液体がデスク上に広がっても、本体の底に届く前に気づいて対処できます。
それに、もし外付けキーボードに液体をこぼしちゃっても、被害はキーボードだけで済みます。外付けキーボードって、安いものなら2,000円台、Apple純正やメカニカルでも2万円前後。MacBook本体の修理費と比べたら、はるかに安い「保険」ですよね。
2-5. こぼしても届かない「防御レイアウト」
🛡️ 飲み物をこぼしても本体に届かない配置
MacBook本体 :デスクの奥、スタンドで立てる(机の端から30cm以上奥)
外付けキーボード :デスクの中央、体の正面
マウス/トラックパッド :キーボードの右側
飲み物 :キーボードの左側、やや手前(机の端から10cmくらい)
このレイアウトだと、飲み物をこぼしても:
MacBook本体まで液体が届きにくい距離を確保できる
キーボードにかかる可能性はあるけど、交換できる
右利きの人が右手でマウスを操作しているとき、左側の飲み物を倒すリスクは低い
それと、飲み物はフタ付きのタンブラーやマグにしておくと安心です。万が一倒しても、こぼれる量を最小限にできますからね。
第3章:テンキーがあると数字入力が楽になる
3-1. MacBookにはテンキーがない
MacBookの美しいデザインと薄さって、実はいろんなものを犠牲にして成り立ってるんですよね。その一つが、テンキーの省略です。
13インチはもちろん、16インチの大きなモデルでさえ、Appleはテンキーをつけていません。これはデザインの統一性と持ち運びやすさを優先した結果なんでしょうけど、実際に仕事で数字をたくさん入力する人にとっては、結構痛いところです。
3-2. 数字入力って意外と多いんです
「自分は文章がメインだからテンキーなんていらないよ」って思ってる人、多いと思います。でも、1日の作業を振り返ってみてください:
請求書や見積書の金額入力
Excelでのデータ入力や計算
電話番号やパスワードの入力
デザインソフトでの数値指定(サイズ、位置、角度とか)
時刻の入力(会議の時間、締め切りとか)
ファイル名の日付や連番
意外と、数字を打つ機会は多いものです。
テンキーがないと、これ全部キーボード上の数字列で打つことになります。この方法には問題があって:
入力が遅い ──横一列の数字を正確に打つのって、慣れてても時間かかります
ミスしやすい ──数字の配置が直感的じゃないから、タイプミスが出やすい
リズムが崩れる ──テンキーの連続入力と比べて、指の動きが不規則になる
視線が動く ──数字の位置を確認するために、下を見る回数が増える
3-3. どのくらい速くなるか
テンキー付きの外付けキーボードを使うと、数字の打ち方が変わります。
テンキーは数字が3列×4段に並んでいて、右手の指だけで0から9まで、さらにEnterキーまで届きます。慣れれば画面を見ずに入力できます。
どのくらい効率化するのか、簡単に試算してみましょう※5。
※5 以下の数字は、効果の大きさをイメージしてもらうための例です。実際にどのくらい変わるかは、作業内容や慣れによって違います
請求書作成の場合
テンキーなし:1件あたり約3分(金額確認と入力に時間がかかる)
テンキーあり:1件あたり約1.5分(リズミカルに入力できる)
月に100件の請求書を作るとして、1件あたり1.5分短縮できたら、月間で150分、つまり2.5時間の節約になります。年間だと30時間です。
データ入力作業の場合
100行のデータを入力するとき:
テンキーなし:約20分+ミス修正5分=25分
テンキーあり:約12分+ミス修正2分=14分
この例なら、約44%の短縮になります。もちろん個人差はありますが、数字を打つ機会が多い人ほど、差は大きくなります。
3-4. 手が位置を覚えてくれる
テンキーが楽なのは、配置が良いからだけではありません。見ないで打てるようになるまでが早いからです。
テンキーの「5」には、小さな突起(ホームポジションマーク)があります。Apple純正のMagic Keyboard(テンキー付き)にも付いています。これを中指で触れば、他の数字の位置が指の感覚だけで分かります。
見なくても打てるようになると、画面と手元を目で往復しなくて済みます。そのぶん、入力する数字そのものに集中できます。
3-5. 数字だけじゃない──ショートカットも増やせます
テンキー付きキーボードのもう一つの良いところは、ショートカットキーの選択肢が増えることです。
多くのプロ向けソフト(Adobe製品、CADソフト、動画編集ソフトとか)では、テンキーにも機能を割り当てられるんです。
例えば:
Photoshopで、テンキーの1〜9にレイヤーの透明度を設定
Premiere Proで、テンキーにマーカーやカット機能を割り当て
Excelで、テンキーの「/」「*」「-」「+」を計算に活用
数字を打つためだけのものと思われがちですが、よく使う操作を置いておく場所としても使えます。
第4章:デスクが広くなるという副産物
4-1. 手前にスペースができる
MacBookを平置きしていると、本体がデスクの手前半分を占めます。マウスや飲み物、メモ帳が窮屈に並んで、書類を広げる場所がない──という状態になりがちです。
スタンドでMacBookを立てると、本体が机に接する面積が小さくなって、奥行きが使えるようになります。手前に空いたぶんは、そのままこの3つに使えます。
マウスを大きく動かせる(外部ディスプレイをつないでいる人ほど効いてきます)
書類やノートを開いて、画面と見比べられる
飲み物を本体から離して置ける(第2章の防御レイアウトそのものです)
4-2. 仕事の区切りがつけやすくなる
在宅勤務だと、仕事とプライベートの境目があいまいになりがちです。外付けキーボードを使っていると、朝にキーボードを出して始め、終わったら片付ける、という動作がそのまま区切りになります。
ケーブルがまとまるのも、地味ですが効きます。スタンドの下や背面にケーブルを通せる製品を選ぶと、デスクの上に線が這わなくなって、掃除も楽になります。
第5章:修理費と、環境を整える費用を比べる
5-1. 修理費はいくらかかるか
ここがいちばん誤解されるところなのですが、MacBookの修理費は「どこに出すか」で大きく変わります。 同じ液体損傷でも、金額は3通りあると思ってください。
→ 横にスクロールできます
※6 金額は2026年8月時点のものです。AppleCare+のサービス料金はApple公式の規約に記載されている額です。バッテリー修理の金額は、Appleの修理見積もりページで機種を選ぶと表示される額で、いずれも税別です。 配送が必要な場合は配送料が別途かかり、最終的な料金は診断・検査を行ったうえで確定します。またApple正規サービスプロバイダ(家電量販店などの正規窓口)は料金を独自に設定している ため、Appleに直接出す場合とは金額が変わります。液体損傷などの「その他の損傷」は、Appleでは製品を検査してからの見積もりになり、金額が事前に出ません。この記事の液体損傷や画面割れの金額は、Apple正規サービスと修理業者の事例にもとづく目安です
その他の修理費用の目安(AppleCare+なしの場合)
画面割れ :修理業者なら3〜6万円台。Apple正規サービスはディスプレイを丸ごと交換するため、7〜10万円を超えることもあります
バッテリー交換 :MacBook Neoが24,800円、MacBook Airが26,800〜33,800円、MacBook Proが39,500〜42,500円。いずれも税別 なので、税込だとMacBook Proは4万円台後半になります。消耗品と思っていると高く感じる金額です
全体的な水没(起動不可) :5〜15万円。ロジックボードまで交換になると上限に近づきます
画面割れひとつ取っても、正規と非正規で倍近い差があります。どちらを選ぶかは、純正部品と保証を残したいのか、費用を抑えたいのかで変わってきます。
💡 バッテリーだけなら、部品交換という選択肢もあります
秋葉館では、Mac用の交換バッテリーと取り付けサービスを扱っています。バッテリーはサードパーティ製の互換品 (1年保証・交換用の工具付き)で、Apple純正部品ではありません。
MacBook Air 13インチ(M1・2020)の場合、バッテリー8,000円に取り付け工賃12,800円で合計20,800円(税込) 。同じ機種をAppleに出すと26,800円ですが、こちらは税別なので消費税を入れると3万円近くになります。差は8,000円以上 です。
ただし新しい機種ほど工賃が上がります。 MacBook Air 13インチのM2・M3は工賃だけで22,000円になるため、合計は3万円を超えます。古い機種ほど、部品交換のほうが差が出ます。
2026年8月時点の税込価格です。別途、交換バッテリーの処分費2,000円がかかります。取り付け工賃は機種によって変わります。対応機種と最新の価格はMac用交換バッテリー とパーツ取り付け工賃 のページでご確認ください。買い間違いを防ぐため、対応機種は購入前にご確認ください。
💡 新品で買うなら、AppleCare+は検討する価値があります
第2章で「液体による損傷はメーカー保証の対象外」とお伝えしましたが、AppleCare+は別です。 Appleの規約では、液体接触による損傷も「過失や事故による損傷」に含まれます。10万円級の修理が33,800円(税別)で済むかどうかの差になります。
費用は月880円から。MacBook Neoが月880円(年払い8,800円)、MacBook Airが月1,180円(年払い11,800円)、MacBook Proが月1,740円からです※7。以前のように3年分をまとめて買う方式はなくなり、解約するまで自動更新のサブスクリプションになりました。
事故以外にも効きます。バッテリーの最大容量が本来の80%を下回った場合、AppleCare+に入っていれば無償で交換してもらえます。加入していなければ、MacBook Airで26,800円から、MacBook Proだと42,500円(いずれも税別)の実費です。数年使えば必ず来る出費 なので、ここが無償になるだけでも月額のもとは取りやすくなります。
ただし、水没のような「過度の、または壊滅的な」液体損傷は対象外 です。入っていれば何をしても大丈夫、というものではありません。
※7 2026年8月時点のApple公式ストアの価格です。
もう一つ、覚えておくと選択肢が広がる考え方があります。古い機種なら、直さずに中古へ買い替えるほうが安く済むことがあります。 数年前のMacBookに10万円の修理費をかけるくらいなら、その予算で状態の良い中古が買えてしまう、というケースです。
秋葉館の中古MacBook Airでいうと、2026年8月時点の在庫はこのくらいです。
中古 MacBook Air(M1):約8万円〜11万円台
中古 MacBook Air(M2):約10万円〜21万円
掲載時点の価格です。中古は1点ごとに状態が異なり、在庫は入れ替わります。上の金額はランクC以上を対象にしています。最新の在庫は中古MacBook Airの一覧 でご確認ください。
どの道を選んでも、それなりのお金がかかります。だからこそ、こぼさない配置にしておくのがいちばん安上がりです。
5-2. 環境整備にかかる費用
一方、作業環境を整えるための初期投資を見てみましょう。予算に応じて3段階に分けてみました。
→ 横にスクロールできます
サードパーティ製品の一般的な価格帯の目安です。Apple純正のMagic Keyboard(テンキー付き)は18,800円で、「快適」の枠からは少し外れます。
いちばん高いプロ仕様セットでも、AppleCare+なしで修理に出したときの1回分より安く収まります。しかも、これらの機器は大事に使えば何年も使えます。
5-3. 金額に出てこないコスト
修理費と機器代のほかに、伝票には出てこないコストがあります。
修理に出している間、仕事が止まる
MacBookが手元にない1〜2週間、代わりのパソコンを用意する手間と費用がかかります。フリーランスの方なら、その期間の収入にも響きます。
体のメンテナンス代
肩こりや首の痛みで整体やマッサージに通うようになると、月5,000円としても年間60,000円です。環境を整える費用は一度きりですが、こちらは通い続けるかぎり毎年かかります。
5-4. 段階的に導入するのもアリです
「いきなり3万円も投資するのはハードルが高い」って人もいますよね。大丈夫です、段階的に導入しても効果は得られます。
【少しずつ揃えるときの順番】
ステップ1:まずはスタンドから(2,000〜4,000円) 姿勢の変化はすぐに分かります。MacBook本体のキーボードを使いながら、画面を高くするだけでも違います。
▼
ステップ2:外付けキーボードを追加(+3,000〜6,000円) これで作業環境の完成です。ここまでで合計5,000〜10,000円。
▼
ステップ3:余裕があれば外付けマウスやリストレストなど(+3,000〜10,000円) より快適さを追求したい人向け。でも、必須ではありません。
全部そろえてから始める必要はありません。スタンド1つでも画面の高さは変わります。
第6章:具体的な選び方ガイド
6-1. ノートPCスタンドの選び方
スタンド選びで見るところは3つです。
→ 横にスクロールできます
この3つのバランスが良いのは「アルミ製で角度が付くタイプ」です。価格は1,500円前後から8,000円くらいまで幅がありますが、アルミ製なら見た目もApple製品と相性が良く、耐久性も高くなっています。
6-2. 外付けキーボードの選び方
キーボード選びは、実はかなり奥が深いです。見るところは4つあります。
→ 横にスクロールできます
おすすめの選び方
初心者・予算重視 :ロジクールやエレコムの5,000円前後のワイヤレスキーボード(テンキー付き)
快適さ重視 :Apple純正のMagic Keyboard(テンキー付き)18,800円※8または高品質なメカニカルキーボード
静音性重視 :静音スイッチ搭載のメカニカルキーボード、またはパンタグラフ式
※8 2026年8月時点のApple公式ストアの価格です。Appleのアクセサリーは2026年7月18日に国内価格が改定されています。Touch IDを搭載したテンキー付きモデルは、ホワイトキーが25,800円、ブラックキーが27,800円です(Magic KeyboardとMagic Mouseは、ブラックのほうが高く設定されています)
6-3. 置き方のコツ
機器を揃えたら、次は配置です。以下が理想的なセットアップです。
画面の高さと距離
画面の一番上が目線の高さ、もしくはちょっと下(5〜10cmくらい)
画面との距離は40〜70cmくらい(腕を伸ばして、指先が画面に届くくらい)
キーボードの位置
体の正面、肩幅くらいの位置
肘が90〜100度に曲がる高さ
手首がまっすぐになる位置(必要に応じてリストレストを使用)
マウス/トラックパッドの位置
キーボードのすぐ横(右利きなら右側)
手を伸ばさずに届く距離
照明
画面が反射しない位置に照明を配置。できれば自然光が入る窓の近くが理想ですが、直射日光は避けましょう。デスクライトを使う場合は、画面の横や後ろから照らすと良いです。
定期的な調整
最初の配置が完璧でも、時間が経つとずれてくることがあります。月に1回くらい、自分の姿勢と機器の位置をチェックして、必要に応じて調整しましょう。
おわりに
ノートPCスタンドと外付けキーボード。この2つを足すだけで、姿勢の負担、飲み物をこぼしたときの被害、数字入力の手間が、まとめて小さくなります。
最初から全部そろえる必要はありません。まずはスタンドだけ でも画面の高さが変わるので、姿勢は変わります。1,500円前後から売っていますし、合わなければキーボードを足さずに終われます。
それに、スタンドとキーボードはMacBookを買い替えても、そのまま次のパソコンで使えます。本体より長く使える買い物です。
製品選びで迷ったら、第6章の表をご覧ください。秋葉館の店頭でもご相談を承っています。
秋葉館おすすめ:作業環境を整える5点
この記事で挙げた道具を、秋葉館の取り扱いから選びました。まず必要なのはスタンドとキーボードの2点で、マウスとカバーは余裕があればで構いません。予算を抑えたい方は、キーボードとマウスがセットになったものが3,600円からあります。
→ 横にスクロールできます
※表示している価格・スペックは掲載時点(2026年8月30日)の税込価格です。価格・セール状況・在庫は変動しますので、ご購入前に各商品ページで最新の情報をご確認ください。
迷ったらこれ: 第6章でも挙げた Magic Keyboard(テンキー付き)です。テンキーが付いていて、MacのCommandキー・Optionキーの配置がそのままなので、つなぐだけで迷いません。まず試してみたい方は Logicool MK250 が扱いやすいと思います。テンキー付きで日本語(JIS)配列、マウスも付いて3,600円。単四形乾電池2本で約12か月使えるので、充電を気にせずに済みます。
特徴:
テンキー付き: 数字を右手だけで打てます。請求書やExcelの入力が多い人ほど効きます
日本語(JIS)配列: かな入力や「英数」「かな」キーの位置がMacBook本体と同じです
Apple純正: CommandキーとOptionキーの配置で迷いません
価格: ¥18,800(税込・掲載時点)
[MXCJ3J/A] 商品ページはこちら
スタンドは他にも取り扱いがあります。上の1点はいちばん手軽なアルミ製の折りたたみ式ですが、スタンドの一覧 から、机の広さや持ち運びの有無に合わせて選んでください。キーボード ・マウス ・キーボードカバー の一覧もあります。
※本記事の情報は執筆時点のものです。製品仕様・価格・OS対応状況は変更される場合がありますので、最新情報はメーカーの公式サイトでご確認ください。